急に温かくなった3月末、一気に桜が見頃となりました。
思わず「さくら~さくら~・・・・・」と口ずさみたくなる光景です。
7年前に他界した祖母が、毎年千鳥ヶ淵の🌸を見に行くことを楽しみにしていました。
当時、一緒に行ってあげることが出来なかったのですが、ふと思い出し出かけました。
九段下から半蔵門までの道のりを、桜の元を通りながら散策しました。
途中、「滝廉太郎の居住地跡の石碑」を思いがけず発見。
千鳥ヶ淵から少し離れた街中にありました。
滝廉太郎が「花」「荒城の月」「箱根八里」「お正月」「鳩ぽっぽ」はこの地で
作られたそうです。
いまではマンションが建っていますが、当時はどのような光景だったのでしょうか?
滝廉太郎もこの千鳥ヶ淵の桜を見ていたのでしょうね。
私が「健康ピアノの会」を立ち上げたかったのは、この千鳥ヶ淵が好きだった祖母の影響なんです。
出不精でいつも誰かが来てくれることを、楽しみに待っている人でした。
祖父は若くして他界し、30年程を一人でこの千代田区で暮らしました。
京都に20年住んでいた私は、たまに電話をかけてあげること、帰省の際に立ち寄ること、孫の写真を送ってあげること位しか出来ませんでした。
段々と足腰が弱くなり、来客をも断るようになって、玄関すら開けることなく独りで過ごした祖母。
電話でも掛ける言葉がなくなる程、一人の世界に閉じこもっていきました。
お独りで暮らしていらっしゃる方に、集いの場を提供したいと思って始めました。
「楽しかった!」と言って頂けることが、一番嬉しいです。
私も、皆様よりパワーを頂いております。
皆様との出会いに心より感謝です。
桜の花に負けないように、来年も美しく咲きたいものですね。
小平&西荻&みたか「シニア健康ピアノの会」
千鳥ヶ淵の桜のもとを、散策するひと時!